※本記事の情報は2026年8月31日時点です。料金・仕様は変わることがあります(出典:Google公式発表 2026年8月27日(現地時間)、窓の杜 2026年8月28日報道ほか)。
この記事の結論(30秒版)
- Gemini Omni 1.1 Flashは、動画の「続き」を10秒単位・累計40秒まで自然に延ばせるGoogleの動画AI。従来は直前1秒しか見ていなかったのが、直前10秒を見て続きを作るようになった
- 使うのに必要なのはGoogle AIプラン(月725円〜)。開発者向けAPIの単価は1秒0.03〜0.30ドル=360pの試作30秒なら約135円(1ドル150円目安)
- 360pのドラフト生成はコスト1/3・最大60%高速。「試作は安く、本番だけ高解像度」が回し方の定石
- 動画編集の仕事は消えない。値札が「作業時間」から「演出の判断と検品」へ移る
- まずの一歩はFlowで360pドラフトを1本(初回15分)。詳しくは下の表と手順へ↓
注目の投稿|「1分の動画に5時間」という現場の声
①要点:初めて動画編集の仕事を受けた人が、完成1分のショート動画の編集に5時間かかったという報告です。動画編集は「最初はとにかく時間がかかる」仕事の代表格で、時間の大半は素材の選別・つなぎ・作り直しの往復に消えます。
要するに「ショート動画1本の編集は、慣れないうちは丸半日仕事」という現場の実感です。
②AI-pulse-Japan編集部メモ:Gemini Omni 1.1 Flashが安くしたのは、まさにこの「試作の往復」の部分です。この5時間がどこまで縮み、浮いた時間をどうお金に変えるか——それが本記事の主題です。
この記事で分かること(想定読了時間:約6分)
- ✓ 新機能5つと料金が1枚の表で分かる(お金の肌感つき)
- ✓ 「シーンの延長」を初回15分で試す3ステップが分かる
- ✓ 動画編集の副業・外注費が今後どう変わるか、先回りの動き方が決まる
Gemini Omni 1.1 Flashで何ができる?|新機能5つと料金を先に1枚で
ひと言でいうと、「動画を作るAI」が「動画を編集・演出できるAI」に進化しました。目玉は、手持ちの動画の続きを10秒単位・累計40秒まで自然に延ばせる「シーンの延長」です。
Gemini Omni(ジェミナイ・オムニ)は、文章や写真から動画を作れるGoogleの動画生成AIで、その速度重視版が「Flash」です。今回の1.1では”編集・演出”側の機能がまとめて追加されました。例えるなら、連載マンガの続きを前回の10ページを読み直してから描いてくれるアシスタントです(従来は”最後の1コマ”だけ見て描いていました)。
【新機能5つの早見表】
| 機能 | できること | 使いどころ |
|---|---|---|
| シーンの延長 | 既存動画の続きを生成。直前最大10秒の文脈を解析(従来は1秒)。10秒単位で累計40秒まで | ショート動画の尺伸ばし、続きのカット足し |
| 最初と最後のフレーム指定 | 開始と終了の画像を指定すると、間の映像を生成 | カメラの回り込み、場面転換、ループ素材 |
| 360pドラフト生成 | 軽い下書き画質で、720p比最大60%高速・コスト1/3 | 試作・絵コンテ検討を安く速く回す |
| 4Kへのアップスケール | 1080p/4Kで書き出し可能 | そのまま納品・広告入稿できる解像度に |
| 動画リファレンス | 最大3秒の動画を参照素材にできる | 既存映像の雰囲気・キャラの見た目を引き継ぐ |
出典:Google公式発表(2026年8月27日・現地時間)、窓の杜(2026年8月28日)/2026年8月31日取得
【料金の早見表】
| 使い方 | 料金 | お金の肌感 |
|---|---|---|
| Flow/Geminiアプリ(一般向け) | Google AIプラン加入が必要:Plus 725円/Pro 2,900円/Ultra 14,500円(いずれも月額) | Plusならスタバ2杯分の月額で試せる |
| API(開発者向け・従量制) | 動画出力1秒あたり 360p=0.03ドル/720p=0.10ドル/1080p=0.15ドル/4K=0.30ドル | 30秒換算で約135円/450円/675円/1,350円(1ドル150円目安) |
出典:Google公式発表・窓の杜(2026年8月28日)、Google AIプラン料金は国内公表価格/2026年8月31日取得
360pの試作30秒はコンビニのコーヒー1杯弱。しかも720pの単価は従来のOmni FlashやVeo 3.1 Fastと同額のまま=値上げなしで編集機能だけ増えたのが今回の実質的なお得ポイントです。
「シーンの延長」はどうやる?|初回15分の3ステップ
手順は「Flowで動画を開く→延長を指示→ドラフト確認して書き出す」の3つだけです。初回でも15分あれば1本目が作れます。
STEP1:Flowで元動画を開く(約2分)
Google AIプラン(Plus 725円/月〜)に入り、Flow(Googleの動画制作ツール。ブラウザで動くのでインストール不要)を開いて、元になる動画を読み込みます。スマホ派は、Geminiアプリでも「シーンの延長」だけは使えます。
STEP2:「延長」を選んで続きを指示する(約5分)
延長を選び、続きの内容をプロンプト(AIへの指示文)で書きます。コツは1つ、「最後の10秒に何が映っているか」を意識すること。AIは直前10秒だけを見て続きを作るので、そこに映っていない人物や物は指示文で補ってあげます。10秒単位で、累計40秒まで延ばせます。
STEP3:360pドラフトで確認→OKテイクだけ高解像度で書き出す(約5分)
いきなり本番画質で出さず、まず360pのドラフト(下書き画質)で仕上がりを確認します。納得したテイクだけを720p〜4Kで書き出す。この順番にするだけで生成コストが最大3分の1になります。試作の枚数を増やせるので、結果的に仕上がりも良くなります。
(エンジニア向け補足:Google AI StudioのGemini API経由でも同じ機能が使えます。単価は上の表のとおり1秒0.03〜0.30ドルの従量制です)
動画編集の仕事は消える?|「5時間」の値札が”判断と検品”へ移る
仕事そのものは消えません。ただし「時間がかかること」自体への値札は下がり、報酬は“どう見せるかの判断”と”納品前の検品”に移っていきます。
冒頭の投稿の「1分に5時間」の中身は、素材選び・つなぎ・作り直しの往復がほとんどでした。シーンの延長・ドラフト生成・フレーム指定は、まさにこの往復を短くする機能です。一方で、「どのカットで始めてどう終わるか」「クライアントに出せる品質か」の判断は、むしろ重要度が上がります。
副業者なら→当編集部の「案件化5ステップ」(①スキル最小化→②実績作り→③募集導線→④初回受注→⑤単価UP・継続化)の①を「Flowでの試作づくり」に絞るのが近道です。SNS運用・投稿作成代行の相場は入口1万円/月、慣れて3〜10万円/月(一般相場の目安・2026年7月時点)。動画つき投稿まで出せる人はまだ少なく、同じ運用代行でも単価UPの交渉材料になります。1本を丸ごとAIで生成する型はSeedance 2.5の使い方(撮影ゼロで30秒動画を作る3ステップ)で解説しています。
経営者なら→外注していた「広告・SNS用ショート動画の試作」を内製に切り替える判断材料になります。判断は感覚ではなく、月の削減額=削減時間×基準時給×人数(当編集部のROI式)で。作った動画をSNS→記事→LINEの流れに載せる設計はAIで集客導線を自動化する設計(柱記事)にまとめています。なお、動画は作れても告知文・台本はAI任せにできないと片手落ちなので、文章側はGemini 3.6 Flashの使い方が対になります。
編集部の見立て|先に消えるのは「試作の外注費」
完成品の外注より先に、「とりあえず1案見たい」という試作の外注が減る、が当編集部の見立てです。360pドラフトの1/3コストは、まさに”1案目”の値段だからです。
【AI副業 単価早見表(動画・SNSまわり抜粋)】
| 代表案件 | 初心者の入口単価 | 相場レンジ |
|---|---|---|
| SNS運用・投稿作成代行 | 10,000円/月 | 3〜10万円/月(動画つきは上振れ余地) |
| 記事・ブログ/LP制作代行 | 3,000円/本 | 記事1〜5万円/本・LP5〜30万円 |
| AI業務自動化・仕組み構築 | 30,000円/件 | 10〜50万円/件+保守1〜5万円/月 |
※当編集部の単価早見表より抜粋。一般相場の目安(2026年7月時点・随時更新)。個別案件の条件で変動します
時短の目安も置いておきます。冒頭の投稿の「1分の編集に5時間」を基準に、試作の往復が半分になると仮定すると、月4本の制作で約10時間の削減=当編集部の時短スコアで★4(月7〜15時間)。一般社員の基準時給2,000円換算で月約2万円分です。※前提を置いた試算であり、成果を保証するものではありません。
当編集部も2026年7月から、記事のアイキャッチ画像制作を全記事AI生成に置き換えました。1枚あたり数十分かかっていた手作業が、数分の「確認作業」に変わっています(自社運用)。静止画で起きたことが、次は動画で起きる——順番はいつも同じです。
山崎の持論はこうです。「新モデルのスペック比べより、1業務に当てる方が儲かる」。40秒生成のすごさを語るより、毎月作っている(または外注している)動画のうち、どの1本に当てるかを決める方が先です。
その「どの業務に当てるか」は、あなたの立場と仕事内容で変わります。30秒のタイプ診断で、最初にAIに任せるべき業務を確認する→
よくある質問|無料枠・商用利用・透かしの疑問に1問1答
Q1. Gemini Omni 1.1 Flashは無料で使える?
原則、有料のGoogle AIプラン(Plus 725円/月〜)が必要です。FlowとGeminiアプリでの提供対象はPlus/Pro/Ultra加入者と発表されており、無料プランでの提供は発表に含まれていません(2026年8月31日時点)。
Q2. スマホだけでも作れる?
「シーンの延長」はスマホのGeminiアプリでも使えます。ただし首尾フレーム指定やドラフト生成まで含めたフル機能はブラウザのFlowが前提なので、本格的に作るならパソコンをおすすめします。
Q3. 作った動画は商用利用できる?
プランや用途で条件が異なるため、Googleの利用規約での確認が必要です。加えて実在の人物の顔・声を使う場合は本人の許可と「AI生成である」ことの明示が実務上の必須マナーです。納品案件では契約書に生成AI利用の明記を推奨します。
Q4. AI製と分かる透かしは入る?
Geminiの生成動画には電子透かし(SynthID=見た目では分からない識別情報)が入ります。画面上の表示マークは2026年8月にON/OFF設定が可能になったと報じられていますが、仕様は変わり得るため最新は公式ヘルプで確認してください。
Q5. 40秒より長い動画は作れない?
1本の延長は累計40秒までです(2026年8月31日時点)。それより長い動画はカットを分けて生成し、編集でつなぐのが現実的な作り方です。このカット割りの設計こそ、人間側に残る仕事です。
まとめ|最初の1本は「360pドラフト」から
- Gemini Omni 1.1 Flashは動画の続きを10秒単位・累計40秒まで延ばせる「編集・演出」のAI。月725円のプランから使える
- 回し方の定石は「試作は360pドラフト(コスト1/3)・本番だけ高解像度」
- 動画編集の値札は「作業時間」から「判断と検品」へ。先に減るのは試作の外注費
初心者がまず取る一歩は、毎月作っている(または外注している)動画を1本だけ選び、Flowで360pドラフトとして再現してみることです。30秒あたり百数十円で、「自分の仕事のどこまで任せられるか」が体感できます。判断はその1本を見てからで大丈夫です。
その一歩、あなたのタイプに合わせるともっと早い
浮いた時間とコストを「外注費の削減」で回収するか「動画つき運用代行の収入」に変えるかで、最短ルートは変わります。30秒のAI収益化タイプ診断で、あなたが最初にAIに任せるべき業務と次の一歩を確認できます。
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※本記事は自社診断コンテンツ(LINE登録導線)への送客リンクを含みます。著者:AI-pulse-Japan編集部(山崎)。料金・仕様は記載した取得日時点の公式発表・報道に基づく情報で、変更される場合があります。単価・削減額は前提を明記した目安の試算であり、成果を保証するものではありません。
更新履歴:2026-08-31 初版公開(Google公式発表・国内報道を基に作成。Flowの実測レビューは追って追記予定)。

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